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これは、消失を見たのなら、今すぐにでも読むべきガイドブックです。
随所に散りばめられた表現を楽しめる一冊
アニメーターは映像で表現します。映像、具体的に言えば「絵」というのは、それ単体では理解が非常に難しいものです。
例えば僕は、ピカソの絵の意味が理解できません。
ただ、僕らは映像をみて「この場面はいかにもハルヒらしい」とか、「ここはキョンがギャップに苦しんでいるところかな」と言うふうに感じることはできると思います。
ただ、なぜそう感じるのか?というのを言葉で説明することは、非常に窮するでしょう。
そういった、スタッフが込めたメッセージ・意図を読みとくのに、本ガイドブックは必須と言えます。
1つ引用してみると、(P29ページ下段)
なお、みくると鶴屋さんのシーンは、廊下の床に「写り込み」が描かれている。「現実」と「改変世界」のギャップが床面の鏡像で表現されている。
というようなことが書かれています。制作スタッフが映像に込めたものが、この公式ガイドブックには約80ページ書かれています。
作曲家へのインタビューも注目してみたい
上記のストーリーガイドのほかは、声優インタビューやスタッフインタビュー、設定資料集などが掲載されています。
その中でも、BGMの作曲家へのインタビューが秀逸。
7ページに渡ってびっしりと書かれているのですが、BGMを聞いたときに、観客にどう感じて欲しいのか?そしてそのBGMにはどんな意味が込められているか?それを垣間見ることができます。
BGMは、映像や音声のバックアップ的なものではありますが、やはり涼宮ハルヒの消失を構成する重要な要素。そしてユーザーに本当の意図を理解してもらうのが難しいものでもあると思うので、ぜひ読んでおきたいインタビューです。
総評
ガイドブックというと、オマケ的なイメージがつきまといますが、このガイドブックを読んで、初めて涼宮ハルヒの消失が完成するものだと思います。
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posted by たむ/ 2010年3月 5日 02:04/edit
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